Adventure World with R1250GS-ADV

GS/ADVで遊んでいます。

初林道

久々に好天に恵まれた週末。 予定が変更となり閑になってしまった。 洗車でもしようかと思っていたが、あまりの好天に走りたいモード全開。 よし!「ほっツー」に突然現れてみんなをビックリさせてやろうと思い立つ。

日曜日、集合は常磐道美野里Pに9時なので7時に出発。 高速代を浮かせようと第三京浜経由で環八瀬田へ向かう。 瀬田から首都高に乗ろうとした所で「有明-葛西渋滞、両国事故渋滞」の文字が目に入る。 時間はすでに7時45分。 フルパニアできているので渋滞があっては美野里Pに9時はかなり厳しい・・・。 ということで急遽行き先を変更することに。 信号待ちの間に8ビットの脳みそをフル回転させて新たなルートをひねり出す。 秩父経由で中津川林道に行っちゃう? 足りない脳みそが無茶な提案をするが、オーバーヒート気味で思考能力が働かない。 「いいね~それ。」 こんな感じで林道デビューが急遽決まった。

環八をそのまま練馬方面に走り関越道に乗る。 幸い、環八も関越道も順調。 嵐山小川を9時に出て寄居方面へ。 ここで降りた目的は、バイク乗りのお友達hanaちゃんのホームコース"定峰峠"を家主がいない間に荒らすため(笑)。 定峰峠西伊豆の国士峠に似て道幅は狭いが適度なクネクネが続く道。 朝露で若干路面が濡れていたが気になることはなかった。 頂上の茶屋?で写真を撮ろうかと思ったが常連さんと思しき方々がいたので遠慮してそのまま下る。 下りきった所で証拠写真

ここから秩父の街中を抜けR140を中津峡方面へ。 中津峡は紅葉のピークで紅葉狩りの人であふれていた。 途中で写真を撮ったりしながらいよいよ中津川林道の入り口に。 ここから長野県境までの約30キロほどが未舗装のダート道。 埼玉側からは登り勾配になるので私のような林道初心者にはうってつけのコース・・・らしい。 平らな所は座ったまま、少しガレた所はへっぴり腰なスタンディングでおっかなびっくり進んでいく。 路面は雨でぬかるんでいる所も少なく、轍が少し気になる程度。 ダートに少し慣れた頃、追いついてきたスーパーテネレに気を取られすぎて大きな石を踏み右にはねられてドキッとしたが幸いにも転倒は回避できた。 中津川林道は紅葉はすっかり散り終わりの感だが、汗ばむほどの陽気だった。

洗車するはずが泥だらけになったADV。 でもこの位汚れていた方がADVは様になる気がする。

三国峠到着。 この直前にぬかるみで調子に乗ってアクセルを開けてスリップダウンしそうになったが、初林道はなんとか無転倒でクリア。 頂上では中間辺りで先に行って貰った250CCのモタード軍団がストーブでお湯を沸かして珈琲を飲んでいた。 羨ましい!俺もやりたいぞそれ。 次回林道を走るまでにはストーブと鍋を買いそろえておこう。

ここからは舗装された道を快適に野辺山方面へ。 途中、塩山に降りる林道もあるのだが先日の台風の影響で通行止めになっているようだった。 必死で林道を走っていたので気にならなかったが、舗装路に出てホッとしたのか急に腹が減ってきた。 信州峠を目指して走っていたら「新蕎麦」の幟の立つ蕎麦屋を発見。 あまり期待せずに入ったのだがこれが良い意味で期待を裏切ってくれた。 注文と同時にレタスのサラダ、白菜の漬け物、赤キャベツの酢漬、ふろふき大根が出てきた。 サービスらしいが実に美味しい。 肝心の蕎麦も冷たい水でさらされていて、香りもあってとても美味しい。 あっという間に平らげてしまった。 また近くに来た際には是非立ち寄ってみたい蕎麦屋だ。

昼食後、信州峠に向かう。 ここは2年前の夏にビーナスラインに泊まり走りに来た際、ペンションのオーナーに勧められて帰りに通った道。 北海道のような直線があったと思えば、適度にクネクネもある素敵ロードだ。 清里の一本裏になるだけだが、通行量も少なくマイペースで気楽に走れる。 塩川ダムの辺りは紅葉がとてもきれいだった。

帰りは韮崎から中央道へ。 相模湖に行くか大月から須走に出るか悩んだが、相模湖をチョイス。 これが大失敗。 談合坂の手前からずっと渋滞で延々すり抜け。 さらに相模湖ICを降りてからも渋滞で、2時間半近くかかった。 おかげでフルパニアでのすり抜けにもだいぶ自信が付いてきた(笑)。

初林道は突然決まったがなかなか楽しかった。 またどこかの林道を探してチャレンジしてみようと思う。