Adventure World with R1250GS-ADV

GS/ADVで遊んでいます。

カナダの週末

今回のカナダ出張、久しぶりに週末を挟んだスケジュール。 という訳で金曜日から仕事を兼ねて2泊3日でちょっとした旅行に行ってきました。

金曜日に行ったのはバンクーバー島のCanpbell River という街。 バンクーバーからフェリーに乗ってさらに車で2時間ほど走った所にあります。 今回の車はこれ。 TOYOTASEQUOIAというアメリカンフルサイズのSUV。 こちらのビジネスパートナーの車なのですが、とにかくでかいの一言。 幅2m超、長5m超というサイズ、こんな車で鎌倉を走ったらすぐに詰まってしまいそうです。 彼曰く、カナダでもダウンタウンでは車がでかすぎて苦労するそうです。

今回はこの車の持ち主と一緒に出かけたので、運転もしないで楽ちん♪ と思いきや、前日飲み過ぎて二日酔いだそうでいきなり運手するハメになってしまいました。 でかい車ですが、カナダ郊外のハイウェイは道も広く全く問題なし。 エンジンは5.8Lだそうで上り坂も全く苦になりません。 ただ燃費は平均で6km/Lと惨憺たるものです。 余談ですが、車についている燃費計、日本は1Lでどの位走るかを表示しますが、こちらでは100kmを走るのにどの位のガスが必要かを表示します。 カナダはKm/Lなのでわかりやすいのですが、アメリカはMl/Gなのでチンプンカンプンです。

さて、今回こんなでかい車で来たのには理由がありました。 ビジネスパートナーが所有する別荘があるのですが、冬の間気温が氷点下になり放っておくとトイレやキッチンの水道管が破裂してしまうので冬になる前に凍結防止剤を入れたり、水道管をカラにしたりしなくてはならないんだそうです。 彼の別荘はCampbell River から近いので、この週末を使ってその冬支度をしに行くことにしたのです。 近いとは言っても、フェリー2本乗ってさらにボートで行くんだそうです。 ボート?と思ったら、なんとその別荘は無人島にあるんだそうです。 なんだか日本とはスケールが違いすぎて話しについて行けません(笑)。

という訳で(長くなりましたが)、金曜日バンクーバー島でのミーティングの後早速彼の別荘に向かいました。 夕方7時のフェリーで対岸のPowell River へ渡りそこのホテルで1泊。 さらに翌朝別のフェリーに乗ってEaris Cove へ。 てか、これのどの辺が近いのかが良くわかりません(笑)。 Earis Cove で彼のボートをピックアップ。 このボートを引っ張るためにこんなでかい車が必要だったのです。 日本では船を持ってる人は限られたお金持ちなんでしょうけど、こちらでは割と一般的に持っている人が多いようです。 因みにこのボート、アメリカで買ったそうですが中古で$20,000とのこと。 私のADVの方が圧倒的にお高いみたいですね(笑)。

ボートをピックアップした後、二日分の食料と水と酒を買い込んでいざ別荘へ。 人生初の無人島生活です! Egmontという所からボートに乗り30分ほどで無人島に到着。 見えてきました♪ この別荘、電気ガス水道のライフラインは一応完備。 ガスはプロパン、電気はソーラーパワー、水は雨水を利用しています。

先に酒を飲んでしまうと働くのが嫌になってしまうので、室内の掃除と外の除草を先にやります。 後は適当に酒を飲みながら晩飯のBBQの準備。 こんな大自然の中で食べるBBQですから美味いに決まってます。 日が暮れる頃には、買ってきた肉も酒もすっかり無くなってしまいました。 携帯の電波もネット環境も全くない無人島ですから暗くなったらすることがありません。 満天の星空の下、良いも手伝って気持ちよく休みました。

翌朝は太陽の光で目が覚め、珈琲を頂きます。 なんだか自分が金持ちになったような最高の気分です。 さて、帰る前にもう一仕事、別荘の冬支度をせねばなりません。 キッチンやトイレ、シャワーの水道管をカラにして不凍液を入れ、冷蔵庫をきれいにしてスイッチオフ。 ガスの元栓とプロパンの基を閉めて、電気のブレーカーをオフに。 室内の湿気取りを置いて、ソファーにカバーを掛け、ダイニングの椅子をあげて、ベッドの布団をたたんでおしまい。 書くと簡単ですが疲れました。 戸締まりをしっかりしておしまいです。 たまに泥棒が来るそうですが、取られて困るものは無いけどガラスを割られるのだけは困ると言ってましたね。 まぁ確かに金目のものはなんにも無かったです(笑)。

さて、日曜日に街へ戻るフェリーは夕方になると混むので急がねばなりません。 さようなら~。 来年は夏に連れてきてくれるそうです。 ってこんな所に1週間もいたら社会復帰する自信がありませんから(笑)。

そんな訳で、この週末はとても貴重な経験をすることができました。 いつか私もこちらに移住してこんな別荘を持てたら良いんですけどね~。 無理でしょうけど・・・(涙)。